【ウィンブルドン(英国)時事】テニスのウィンブルドン選手権第11日は6日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで男子シングルス準決勝が行われ、ロジャー・フェデラー(スイス)とアンディ・マリー(英国)が勝ち、決勝(8日)での対戦が決まった。
第4シードのA・マリーは第5シードのジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)を6―3、6―4、3―6、7―5で下し、英国選手として1938年のバニー・オースティン以来74年ぶりに決勝進出。第3シードのフェデラーは連覇を狙った第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)を破り、3年ぶりに決勝へ進んだ。
フェデラーは史上最多に並ぶ7度目の優勝を、A・マリーは1936年のフレッド・ペリー以来の英国人王者を目指す。
【ウィンブルドン(英国)時事】テニスのウィンブルドン選手権は7日に女子シングルス決勝が行われる。2年ぶり5度目の復活優勝を狙うセリーナ・ウィリアムズ(米国)に、四大大会で初めて決勝に進んだアグニエシュカ・ラドワンスカ(ポーランド)が挑む。強力サーブで突き進んできたウィリアムズを、ラドワンスカは得意のストロークでラリー戦に引きずり込めるか。
ウィリアムズは6試合で計85本のサービスエースを記録した。前回優勝のペトラ・クビトバ(チェコ)との準々決勝ではブレークポイントすら1度しか許さず、全豪覇者ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)との準決勝では大会新記録の24本。サーブが好調なら手を付けられない。
全仏で四大大会自身初の1回戦敗退を喫したショックからは立ち直った。今大会も3、4回戦でフルセットを強いられるなど波はあるが、その後に難敵2人に完勝を収め、死角は少ない。
ラドワンスカは、勝てばポーランド選手として初の四大大会制覇となる。ウィリアムズのリズムをいかに崩すかがかぎ。コーナーを突く正確なサーブとストロークで相手を走らせ、勝機を探りたい。(2012/07/06-18:22)
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